犬のシャンプーカットに行くために、久しぶりに車に乗ろうとドアロックを外そうとしたら反応なし。
しっかりバッテリーが上がってた。
大学院を出てからてんで車には乗らなくなり、自宅前JAFも3回目。ヴィッツほんとごめんね。
・クライマーズ・ハイ 横山 秀夫 /著 文藝春秋
・笑わない数学者 森 博嗣 /著 講談社
.
・Φは壊れたね 森 博嗣 /著 講談社
矛盾しているのが好きだ。
推理小説とか宝箱の中の鍵のような。
非論理の論理は知的興奮を呼び起こす。
たとえばアンパンマンの風船とか「アイスキュウリ(味噌・マヨネーズの備付あり)」を売ってる「自転車屋」とか
今日、職場近くの商店街で出会ったのは、フルートとピアノの生徒を募集している「服飾学院」。思わず立ち止まってしまう。
すごい達筆で正面ドアに貼り付けてある文句がなお良い。
お母さん 就職決まったよ
今まで心配ばかりかけて
済みません
これからうんと頑張るね
かるく口がぽかんと開いてしまうが、側面から追い討ちがかかる。
手編みも出来るんだって
彼女に決めたよ くにへ
帰ったらおふくろに話すつもりだ
すげー!すげーよ!服飾学院!
フルートとか吹いてる場合じゃないよ!昭和臭がぷんぷんだよ。
だいたい、おまえ誰なんだよ!
この「心の理論」を駆使する文句がにくい、服飾学院は大山駅前すぐにあります。おヒマならぜひ。
コ忙しいのでなかなか書く時間がとれないので初日で終わっている秋田漫遊記。はや1ヶ月がたたんとしている。
いまのところ、とりあえず写真でかんべん。flickrに載せました。
2日目 <角館紀行>
3日目 <十二湖>
4日目 <西馬音内盆踊り>
写真をのっけているサイトのflickerは、インタフェイスが気に入ってるけれど、picasaも猛追している感じ。
http://picasaweb.google.com/
たとえば<西馬音内盆踊り>のスライドショー
フルスクリーンでこちらの方が美しい感じ。やってることはどっこいだけど。乗り換えるかなぁ...
ちなみにWindowsで写真を愛でるひとは、ローカルで動くpicasaをいれるとかなり幸せになれる。
メーカー製のバギーな純正ソフトに比べれば、picasaは一覧から簡易編集までできる、フリーとは思えないほど美しくて素直なソフト。picasaはこちらから
http://picasa.google.com/intl/ja_all/index.html
写真閲覧・共有ソフト
Picasaをはじめとしてどうやら「はやっている」らしい。
ブラウザ戦争ではM$が囲い込んだが、群雄割拠の様子。
・Adobe、Photoshop Elementsの新版を発表
どれもに共通するのはネットサービスとの連携がみそになっていて、デジカメ→PC→<ソフト>→ネットサービス→コンテンツの共有がいかにスマートにできるか競われているみたい。
ネットサービスに理のあるPicasa=Googleやflickr=Yahooか、写真の編集に理のあるAdobeやCorelか、PCに理の
あるiPhoto=AppleやM$か。ソフトを売ったあとにも、サービスでちびちび金を取れるロングテイルってヤツですな、きっと。
しみじみ思うのは、これってサービスのコーディネーションで金とってるんだよね。そう考えると連携の下での対人援助は、対人援助2.0なんですな。だから多様性が求められるのか...
しかし、デジカメメーカーは蚊帳の外だね。
ペンタックスあたりが、はてなと組んだらおもしろそう。
夏休みはこどものためにあるのだとおもう。
だって、東京駅の新幹線ホームには目を輝かせて走り回る子どもたちがなんと多いことか。
あるものはカメラを持ち先頭車両へと走り、あるものは弁当と飲み物を求めて走り、あるものはむやみやたらに走っている。
ひとつひとつのことに、驚いて、笑い、声を上げ、親やきょうだいを呼ぶ姿は、この夏休みという場と時間がこどものためにあると思わせるに十分だった。
対して僕はというと、出発直前だというのに困まりものの仕事先のクライエントから「電話待ってます」というメール。これが恋人だったらすぐにでも かけるだろうけど、同じように心揺らされても、今から休みに入ろうという僕はとても掛ける気にはならない。仕事場に電話して、かわりに電話してもらうこと にする。
行きの新幹線で宿題の翻訳の仕事。
トイレに立つと漢字ドリルをやる同志を発見。ヤツはきっと家に帰るまで残りに手をつけることはあるまい。
ときどき車窓を眺めながら、やっぱり電車の旅はいいなぁと思う。昼過ぎに仙台を過ぎたので駅弁を買う。もちろん牛タン弁当。石灰で発熱するしくみ
になっているこの弁当は、思いのほか熱気を吐いて湯気があふれる。開けてみると牛タンのみだったことに少しゲンナリするが、アトラクション込みの価格だっ
たらまぁまぁかな。
盛岡が近くなるころ予定通りPCのバッテリーが無くなってきて、PCといっしょに昼寝モードへ。盛岡から先は在来線区間に入る。ふと起きて目を開 けるたびに、車窓は田んぼと峡谷をくりかえして大曲に至る。大曲以降はひたすら田んぼ。列車に驚いてか、ときおり鷺が畦から飛び上がる。白や灰色の大きな 羽がゆるやかに円を描いて、青い空から再び波のように揺れる青々しい稲の中に消える。外は風が強いのだ。
秋田から親戚の車に乗り、そのまま墓参り。秋田に降り立つのは15年ぶりぐらい。まさかそんなに帰っていないとは思ってはいなかった。お寺ですっかり大きくなった姪や昼寝あとで少々ぐずりぎみの甥と合流。長らくの無沙汰を詫びながら手を合わせる。
今夜泊まる親戚宅でひとやすみ。姪と甥は警戒しつつも、徐々にわれわれへの輪を狭めてきている。初回に放った母の土産は、姪へのぬいぐるみは気に
入ってもらえたものの、甥の作業車シリーズのミニカーは大不評。しかしこれは某国のように「ニエット」といい続けて譲歩を生み出そうとする戦法であること
を見透かし、これみよがしにクレーンの腕を伸ばしたり、ダンプを動かしたり。見せつけていると、ホラホラ食い付いてきましたよっ!おもわずニンマリ。
その後、姪のメリーちゃん(白い犬だから)とマジキングの対決になり、並べられたミニカーが蹴散らかされる。ソファの背から飛びおり、懐中電灯で押し入れを探検し、おじさんおじいちゃんの背中に乗って...
夕暮れ前に外に出る。それは写真を撮っておきたかったから。木々も家並みも変わっていないのに、「景色」が変わっているのは、僕が変わったからだろう。懐かしむため、ピンホールを使って腰の位置からフィルムに収める。もちろん2人もやってくる。一緒に20秒を数える。
「20秒じっとしていられる?」
物は試しにピンホールでスナップをとってみる。もちろん二人ともじーっとしていられるわけがない。20秒の間中姪っ子はいろいろかわいいポーズをつぎつぎ取るし、甥っ子はぐらぐら揺れるし。60秒待ってポラロイドをはがすと、見事にぼけた顔。
姪っ子の顔が曇る。いかんいかん。慌てて一眼レフをとりに走る。きれいに写ったのを液晶で見ながら、二人の顔も満足げに。
玄関先で二匹の蝉の死骸を見つける。二人とも手に取ってまじまじと見つめる。蝉の死骸を手放さず部屋に持ってはいると言い、おばあちゃんに怒られ つつ、忘れないようにと玄関先に並べておいておく。部屋に入ってひと遊びすると、もう家に帰る時間だ。そろって駆け出し助手席の座を奪い合う。風邪のよう に去って行ったあとの、玄関には蝉の死骸が並んでいた。
子どもは無垢でもか弱くもない。残酷で正直で力強い。たくさんのものを受けとり、忘れて行くのだろう。まるで忘れるために夏を過ごす。残そうとするのは大人なのかもしれない。そんな子どもたちのための夏休みなのだとおもった。
・晩ごはんに注意
最初の2日間で気づいたことなのだが。
角館では、晩ごはんにしょっつる鍋を頼んだ。しかし、鍋しか出てこなかった。
秋田では、晩ごはんにちょっと豪華に、しかし値段の都合で牛ヒレステーキ(小)を頼んだ。やはり、肉のみが出てきた。
秋田の晩ごはんにライスという概念はない。腹へるぜ、おい。
かわりに酒がある。さすが日本酒消費量第2位だ。ここは消費量1位新潟うまれのヅカ氏にも聞いてみたいものだ。
もちろん親戚宅でも、最後のデザートのように白米が出てきた。それはまるで呑みの終わりを告げるかのようだ。
>見どころ メニューにすら載っていないライス
そろそろ書くのがめんどくさくなってきたので、今回で見どころシリーズは終了。次回からは大望上京編へ
・かくのだて温泉
あまりの暑さにあせが出るので、温泉に入る。ナトリウム泉のため、余計に汗が出て熱い風呂の好きな僕でも
5分と入っていられない。
風呂から出ようとすると、おっさんが漫画○○を読みながら洗い場にいるのを発見。雑誌は少々ふねふねしているが、おっさんはガン見している。お湯はだばだば流しっぱなし。読むか洗うかどっちかにしたらどうだ?
みどころ > 風呂場で漫画雑誌を読むおっさん
.
・大曲駅
大曲駅は、新幹線が11番線と12番線ホームに止まる。
在来線は、1番線から3番線に止まる。
4番線から10番線は、たぶんホグワーツにでも行くんだろう。
秋田のみどころ(1)
みどころ > ふつうの人には見えない大曲駅4番線から10番線ホーム
最近のコメント