ぼくは自分にとって身近なけれどあまり親しくない人たちの集まりに出ていて、その人たちの写真を撮ることになる。親子連れや家族でその人たちは来ていて、なかなかある機会じゃないからと各々で揃って写真に納まる。どうも外国の人たちらしい。
ぼくはファインダーのやたら小さくて焦点の合いづらいカメラで写真を撮るのだが、なかなかフレームに収まらなかったり合焦しなかったり一筋縄で行かない。そのうえ、やっと収まったと思ったら、横からちゃちゃを入れるやつらがいてぼくのひじを動かしたりして、ぼくはイライラしてやつらに声を上げる。
そのうち二人連れの家族だったり、大家族だったり各々写真に納まっていくが、ついにカメラが使えなくなる。仕方がないので、アナクロなカメラをつかって写真を撮ることになる。ピンホールカメラのようなもので、一つ一つパーツを組み上げて、カメラを組み立てていく。
けれども今度はフィルムが見当たらない。ごそごそとバックを開けてフィルムを探すと2〜3個見つかって、中を開けて使うことにする。これって大丈夫?と聞くと大丈夫なはずという答え。カメラに組み込み、見てみるとちょっと何だか変だ。ネガをよく見るとすでに撮影済みのものだった。そこには学園祭の様子が収められているようなのだけれど、看板の日本語がおかしい。どうも外国の大学の日本かぶれの集まりらしい。
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