大学のフロアに以前ぼくの使っていたノートPCが忘れられていた。
ぼくが院生室に置きっぱなしにしてたものだと思いひらいて見る。と、みたことのない画面が見える。
OSは、昔懐かしいMacOS9で白黒の画面にはProject管理のソフトが表示され、学会の抄録が記録されている。
内容は、表情認知に関するもので大学時代の友人のMが書いたものだった。そして、そこには今の職場のNも名を連ねていて、被験者には知り合いがたくさん参加している。ぼくは研究室にそのPCを持っていき、先生に相談する。先生は、それが軍事技術に転用されるかもしれないという。
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