ぼくは合宿先からうちに戻る。土ぼこりの舞う街道沿いにあり、大きな荷物を持って移動する。街道側の窓や何かが開けっ放しでかなり不用心なまま行ってしまったようだ。ぼくは部屋に戻って、夜の外出にひかえる。
体育館のような場所で、W先生とKと一緒に談笑。ぼくは自分の夢の話しをして、夢をこういうふうに記録しているんですなどと幾枚かのメモを見せたりする。二人とも興味をもってくれて、ぼくもよくわからない書き置きを手に取り、謎解きをするような気持ちになる。謎の数字と記号の羅列をW先生は手に取り、ピアノのほうにむかう。メモを見ながら一音一音確かめつつ、最初はぎこちないけれど、徐々にその音がメロディに変わっていく。どこかで聞いたような、また聞いたことのないようなメロディが流れてくる。君は潜在化でメロディを記号に直していたんだね、といわれてぼくは驚き、すこし恥ずかしくなる。
目覚めると自宅で、外を大型ヘリが行き交っている。マイクロバスほどの大きさで着陸する場所を探しているよう。ぼくはリビングに下りていくと、父と母が新聞を拡げている。そうか、さっきの体育館のは夢だったんだと悟り、父と母にこういう夢をみたと興奮気味に話しかける。
母は話しを切り返し、あんたスーツのクリーニングはどうするのという。ぼくはカレンダーを見ながら、夏休みに入れば、仕事も一段落するからその時にでも持ってくるよという。べつにあんたんところでやってもいいんだけどと切り返されるから、いえいえ、持ってこさせていただきますと丁重にお断わりする。いつものコミュニケーション。一枚のちらしが目に留まり、いくつもの大きさの家が載っている。もう少しちいさな家に住もうかなと思ってねと父が言う。二人とも歳をとったのだな等と思いつつ、ぼくも引っ越すならば今年かな、この後2年は忙しくなるだろうしなどと考える。いまのところでは通学に1時間ぐらいかかるけれど、ここからだとまた長くなるしな。
最近のコメント