僕は相棒と一緒にサッカー少年団を人質に立てこもる。周囲には警察が集まりはじめ、ここから抜け出す算段をする。
相棒とサッカー少年団の一人を盾にしながら、残りを解放しているスキにクルマに乗り移ることに決める。
わらわらと白地に赤のストライプのユニフォームの少年団が、警察へ走る。
そのスキに銃を構えて、クルマに乗り移り、猛烈な勢いで逃走する。
山道の急な上りをカーブをくり返し、追っ手を振り切ろうと走る。セダンは大型のためか乗り心地は悪くない。けれど、徐々に息が切れ始める。
追っ手を近づき山道の斜面で土煙をあげながら、右へ左へハンドルをきりカーチェイスを演じる。
相棒と僕は、状況に追われ、もはや会話がない。
コメント