ぼくは高校生ぐらいで学校のマラソン大会に出ている。
少し後れを取ったんだけれど、ぼくはそれこそ空を飛ぶように跳ねながら先頭を目指す。かなりの勢いでジャンプできて、50〜100メートル前後は飛び跳ねている。ふわふわと風を切りながら進むのはとても楽しくて、じゃんじゃん進んで行けるような気がする。
最後のゴールのところでは、クラスメイトの誰かがゴールシーンの撮影をしている。ゴールに入るところをバックショットで狙っているのだけれど、ぼくは気づかずに脇から入り込んでしまう。いま撮影をしているやつにも悪かったなと思うし、ぼくの分の撮影もあったんだろうにと思うんだけれど、飛び跳ねてゴールする気持ちよさのほうが優っている。
ゴールにつくとなぜか母親が忘れ物を持って待っている。先生から、オマエは大切なものを忘れて行っただろうといわれて母親の持っている帽子を被っていなかったことに気づく。少しばつの悪い思いをしながら、そういえばそうでしたとはにかんで見せる。
コメント