何だか日ごろの生活に飽きてきてセカンドスクールに通うことを考え始める。すると同僚のKが自分の通っているスクールを勧めてくれる。来てもいいけど、同じコースには来ないでねといわれて、まぁ行きませんよと答える。
スクールはビルの中にあって、エレベータを登るとロビーがある。ロビーは薄暗くマホガニーの調度に囲まれていてバーのような雰囲気でもある。受講生が数名そんななかで手続きをしている。初めての僕はちょっとした机のあるエリアで書類を書き、試験を受ける。試験では、図形を見せられて何かに答えたり、ヘッドフォンをつけられてアブストラクトな音楽を聴かされる。
試験の結果をしばらくまっていると、コースを決めるようにといわれる。悩んでいると午前中のコースを終えてきた同僚のKが現れて初級コースがいいですよとアドバイスをくれる。そうですねとあっさり決めることにする。
この講座のオーナー夫妻が現れて、試験の結果を告げられる。あなたの成績はとてもよいものをもっているので、ちょっと一緒に来て欲しいとよばれ、ガラス張りの通路に連れていかれる。そこからは周囲のビル群がよく見える。ちょうど通路の周りをビルがぐるっと囲んでいる。じつは私たちはこの二人の宇宙人を探しているんです。あなたを見込んで一緒に探していただけませんかとパネルと見せられながら口説かれるが、ぼくは生返事で返す。ここからは街がよく見えるので監視しているのですと。通路のビル側から高校生が冷やかすように目を向けているのが見える。オーナーは、それに対して怒っているようだ。通路を戻ると大通りの近くにちいさなブースが作られていて、さまざまな宇宙人の姿がFRPでつくられていた。きっとこの夫婦がつくったに違いない。
コメント