ぼくは職員室にいて先生方と仕事をしている。朝の忙しい時間、児童たちは登校し始める時間だ。
ぼくは職員室にいて先生方と仕事をしている。朝の忙しい時間、児童たちは登校し始める時間だ。
懐かしい中高と通った駅である。
今日は午前中は研修、午後は中学校に巡回。研修の始まる前に中学校に出向く。
2年周期で集団不適応を起こしてる。不安→信頼→期待→裏切り→破局のルーティン。
ぼくは父と母と一緒にハイクをしている。いまみているのは、上空から見ると文字に見える細工のされた庭。そうはいってもビールケースの上に盆栽のような大きさのうす茶色い植物があるだけ。大したことないなと思いながら、早々に引き上げて、駅に向かう。
父と母の二人はいろいろしゃべりながら歩いている。ぼくはすこし先を歩いて、自販機を探す。紙コップ式の自販機で、オレンジジュースを買って、のどを潤わせて、先に駅に行っておくことにする。
駅につくと改札は無人で、スイカが使えるのかずいぶん怪しい。駅員もおらず、電車の時間が迫る。仕方がないので、とりあえず3人分の切符を買って、駅に置いておく。どうせ誰も居ないのだから、おいて置いて大丈夫だろう。
踏み切りを渡り、父と母を迎えにいくと、まだ話しながら歩いている。ぼくは電車の時間がないことと、切符の件を伝える。
小走りで駅につくと、たくさんの人がいる。改札のあたりに置いておいた切符が見当たらない。その近くで切符を持った男を問い質すと、半笑いでしらを切る。ぼくは一気に怒りがこみ上げる。大きな声を出すが、もう電車は到着せんとしている。
父と母は、仕方ないとSuicaを使って入っていく。ぼくは、ヤツを一度にらみそして視線を外す。その、すこし空気がゆるんだ瞬間に、手に持っていた飲みかけのジュースを顔に浴びせる。ヤツは、あっと声をあげる。ぼくはサッサと改札を通り、父母を探しながら、混み合った電車に乗り込む。
中ほどまで入ったところで、電車の窓からホーム上にいる父と母が見える。ぼくはイライラしながら、なんで乗ってないんだとなじる。無情にもドアはしまる。ぼくはドアを叩いて、ホームの二人に電話の仕草を伝える。うなずく様子が見えて、ぼくはどっと疲れる。
僕らは狭いアパートに住んでいるのだが、僕は薄暗い街角を通り抜けて、これまた狭くて古くさいエレベータに乗って部屋に向う。
エレベータに乗ったところで、女性が飛び込んできた。ぼくは咄嗟に背中を向けてやり過ごす。この人とはいろいろ昔の因縁があって、顔をあわせたくないのだ。
駆け込むように部屋に入ると、二段ベットの双子のところへ行く。上の段にぐちゃぐちゃの布団のなかで、もつれるようにして寝ている。二人を見守っていたひとにエレベータの顛末を話していると、双子が起き出してきた。
僕は双子のおでこに手をあてて、まだ熱があるから寝ていなさいという。寝るのに飽きてしまった双子の一人は、笑顔で僕に絡んでくる。もう一人はまだ少し具合が悪そうだ。ぼくは、二人と一人に声をかけて、もうでて行かなければならない。
廃虚ツアーに家族で行く。 この辺りにはいくつもの歴史的な建物の廃虚があって、ホテルにはたくさんの人が泊まっている。ぼくは友人なども誘っていこうとするが、結局友人は自分たちの仲間と行くらしい。 僕と家族はバスに乗って建物の一つに行く。するとその建物が火事になる。 火事はあっという間に拡がり、僕は火を消すために走り回る。 火事はようやく収まる。 建物の中を歩き回っていると、放火犯を見つける。そして放火犯と地域の人たちでこの建物を壊してしまうか話し合いが始まる。 ぼくは部外者ではあるけれど、その話し合いの場にいて成り行きを聞いている。 僕はこの建物が気に入っていたので、それが壊されてしまうことがとても残念だった。話し合いのながれは、建物を壊してしまう方向で進んでいるようだ。
僕はたまたま学校にいたのだけれど、テロリスト達はそれにカモフラージュして潜入したらしい。ぼくは気づいて清掃員に化けることにした。食堂にいた休養中の清掃員から、水色のポロシャツと水色の帽子を借用し、バックパックに入れていた彼らの制服に似たベージュのスラックスを履けば、それらしくみえるはず。いまは僕しか潜入することはできない。
トイレの中で見つからないように着替える。数度、敵から見つかりそうになるが隠れ果せる。身支度をしたら、そこかしこから集めた三本のナイフをポケットに隠して、外に出る。スイスアーミーだから、戦闘には向かないが、ないよりはよい。
まずは生徒たちを一斉に外に出す。子どもたちはなんのことかわかってないだろうが、それでいい。テロリスト達もことの露見を恐れて手を出さないだろう。出入り口の近くにナイフを一本隠す。いつかの時のために。
教員たちは、僕のことを知っている。でも、テロリストは僕のことを知らない。僕は教員たちの集められた部屋へ入ることができた。テロリスト達は、ぼくの仲間に電話をかけさせている。僕は見つからないように、中を眺めてからドアの陰に隠れて聞き耳を立てる。彼らはいくつかの計画を持っているようだ。ぼくはそれを頭に入れて、次の動きを考える。
教師二人と僕は集められ、事をするように指示される。一人はテロリストといっしょに行き、僕ともう一人の教員は別のことを指示される。やっと二人になれたので、彼らの思惑を思案する。そのうち、その教師の子息が海外にいて、テロリストはその子息にも手を伸ばそうとしていることがわかる。
教師は頭を抱える。僕はさっきの電話の中身とそのことをあわせて考えて、大事だと気づく。教師には彼らの意図を話し、子息は安全であること、外でこのことが明らかになれば大丈夫だと勇気づける。
僕は生徒会の役員でこれから総会をひかえている。大切な議案があるから、僕は早く教室を出て打ち合わせをしたいのだけれど、ホームルームが終わらない。 ホームルームの最後のあたりに、前回の総会で時間が超過し役員は無能だ、議論にも意味がないから自分は総会をボイコットしたいという意見があがる。教室の雰囲気が盛り上がり、僕はマズイと感じる。僕はその声にかぶせるように大きな声を出す。そもそも議事が進むかどうかは役員ではなく議長の役割だと。一斉に教室で手が上がり議論百出。僕も負けずに手を上げ声を出すが、教師の表情は硬く、しまったと感じる。最後に机を叩きながら僕はクラスに叫ぶ。自分自身のことを自分で決めることもできないヤツが、自由を語れるのかと。 僕は急いで役員たちの控える部屋へかけてゆく。どうやらどのクラスでもそうだったらしく、当座の対応を検討する。顧問は出て行きそうになったら止めればよいというが、一気に流れが起きればそうは行かない。まずは、役員をフロアに配置して牽制しつつ、引き止めることになる。ぼくはこうなってしまったことにやり場のない怒りを感じる。 もう時間がない。急いで着替えて廊下をかけ出す。他の役員はフロアに配置するのでみな先に行った。僕も急いで体育館へ向かおうとするが、校内で道に迷ってしまった。違う建物に入り込み、うまくたどり着くことができない。 時間が過ぎ、懸命に走って入り口まで来ると、教師がゾロゾロと出てくるところだった。もう会議は終わったよ、役員は打ちひしがれているみたいと人事のように教師が言う。僕はそれに返事もせず、場内に入るとすでに他の活動をしているやつらがいる中、ひな壇の上であるものは鳴いたり、あるものは俯いたりしている。僕は駆け寄って声をかけるが、誰も返事がない。 僕は、こんなにも相手のためを思ってやってきたのに、それが理解されないことに無性に怒りを感じる。そして大きな声で叫びたい気持ちになる。
最近のコメント