カメラ好きだった。
中一の林間学校の時に、一眼レフを持ち歩く友人を見て欲しくなり、中二の時に奮発してCanon EOS100を買った。
時には、父親のオリンパス PEN Sを拝借したり、
(こいつはハーフサイズなので一本のフィルムで倍の枚数とることができた。36枚撮りフィルムが72枚になる貧乏臭い仕組みを持っていた)
理科室から発掘したニコンFで遊んだり。
(ゴツイ筐体にやけに明るい50mmf1.4をつけて、ネオパンSSでコレクトールで現像して...)
その頃からのご縁のム氏とは、あちこち撮影して歩いたり暗室にこもって現像したりで、そんなこんなでいまでも時折思い出したようにカメラ熱が出る。
で、また魘されて買ってしまった「ピンホール80」。
すごくおもしろい。写真を撮る時には、風景を切り取る感じがするけれど、ピンホール・カメラは風景を「写し込む」感じ。
シャッターである「ゆび」を開けてから、2秒から10秒かけて光を取り込んで、また「ゆび」でフタ。フィルムを取り出して、2分待ったらできあがり。ポラの独特の色合いと、「動き」が入るのが面白い。
試行錯誤しながら露出を計るのも、なかなか職人気質でよい感じ。まわりの明るさにも鋭敏になるし、その動きや自分自身の位置取りも「感じる」感覚がある。
なにより晴れた日に外にでたくなる、そんなような気分になったのは、いつぐらいぶりだろうか。
作例などはこちらがおすすめ
http://www.superheadz.com/pinhole80
もう店頭在庫のみのようです。
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